金箔を食べることの安全性や衛生は?
金箔は食用のものがありますが、金を体内に入れても大丈夫なのでしょうか。
結論から言ってしまえば金は体内に入れても大丈夫です。
金は体内で吸収されることはありません。
これは厚生労働省が金箔を食品添加物と認められていることからも分かります。
ちなみに原材料としては「着色料」と表記されます。
また、金は体にいいとも言われていますがこちらに関しては特別な効果はありません。
理由はすでに述べたとおりで、金は体内に吸収されることはないからです。
ただ、金が料理に使われる理由はその鮮やかさにあり、目を楽しませてくれます。
そのため、金箔入りのソフトクリームやカステラなど、様々な料理や食品に使われています。
金は切り廻しといって、金を四角に揃えたときに出るものが食用に選ばれます。
言ってしまえば余り物とも言えてしまいますが、それでも安全性の高い物質です。
食品に流通するものは高い衛生管理が行われています。
例えば、ある工場はISO22000という「食品安全マネジメントシステム」を取得しており、その安全性は証明されています。
金を溶かす作業、伸ばす作業、箔打ちといった各工程のすべてで安全性や衛生面は徹底的に対策されているので、安心して食べることができるでしょう。
今では日本酒に入れたり、おせちに入れたり、スイーツに入っていたりと様々な場面で使われており、金沢市をはじめ観光地ではご当地グルメにもなっています。